2025.06.14
「故・三浦良己作品展 – 父が描きたかったもの – 」開催

2024年にこの世を去った東北の画家・三浦良己は、宮城県芸術協会会員として河北美術展をはじめたくさんの展覧会に出展していました。生前、描き溜めていた油彩画は数百点にのぼります。
本作品展では、三浦良己の息子・良太がもっとも心を奪われたという、「なまはげ」のお面をかぶった人物を始め、風景や草花、肖像を描いた作品など、350点を展示。
また、三浦良己の芸術家としての精神を引き継いだ、息子・良太のアートプロジェクトも一部ご紹介します。






■ 作家プロフィール

三浦 良己(みうら よしみ)
1950年秋田県生まれ。幼少期から絵を描き始めるが、大学卒業と同時に一時中断。1976年、ホテル仙台プラザのオープンスタッフとして仙台に異動した後、1982年から美術活動を再開。以降、生涯にわたり描き続ける。河北美術展をはじめとした地域の展覧会に数多く出展。宮城県芸術協会、日洋会会員。2024年死去。
■ 開催にあたって
2024年11月13日、父がこの世を去りました。
改めて、父が描き溜めてきた膨大な絵画を目にしたとき、どうしよう、と焦りのような感覚を覚えました。あまりに数が膨大で、この先もずっと保管しておくのは難しいことは分かっていました。それでも、父が心を込めて描いた作品をただただ捨ててしまうことはどうしてもできません。
特に父の生まれ故郷である秋田県の“なまはげ“をかぶった人物画からは、父からのメッセージのようなものさえ感じました。父はなぜこの絵を描いたのか。何を伝えたかったのか。あれこれ考えを巡らせているうちに、作品を想う時間は、父を想う時間なのだということに気が付きました。もしかしたらその時間こそが、作品への”供養“になるのかもしれないと思ったのです。
父が生前お世話になった方々や、父をご存じなくても作品に興味を抱いてくださる方々に、ぜひ作品をご覧いただき、父を想う時間が生まれたらとても嬉しく思います。合わせて、その展示風景を撮影しデジタルアーカイブとして残していきます。いつでも、どこからでも、父の絵に触れていただける場になれば幸いです。
父への想いを込めた作品展、ぜひたくさんの方に足をお運びいただけたらと願っております。
三浦良己・子 三浦 良太
■ 開催概要
イベント名称:故三浦良己作品展 -父が描きたかったもの-
実施日 / 時間:2025年6月14日(土)~6月18日(水)
入場料 :無料
開催場所 :せんだいメディアテーク5階ギャラリーc
(仙台市青葉区春日町2-1)
主催 :(株)開日ホールディングス
運営 :合同会社ターンアラウンド
■ 各種メディアにてご紹介いただきました
ミヤギテレビ「OH!バンデス」 6月12日(木)放送
河北新報 6月14日(土)掲載 URL: https://kahoku.news/articles/20250613khn000095.html
